それは「オール1の落ちこぼれ教師になる」という本(角川文庫)です。
筆者は小学校、中学校時代にイジメにあい、学校嫌いになります。
かけ算の九九は2の段までしか言えない。
英語で知っている単語はBOOKだけ。
漢字は自分の名前しか書けない。
しかも、18才になるまでに両親が死亡。この世に血のつながった人がいなくなってしまいます。
しかし、たまたまアインシュタインのビデオを見て、物理学を大学で学びたいと思うようになります。
物理学を学ぶために、小学3年生のドリルから勉強を始め、定時制高校に通うようになります。
そして、見事、名古屋大学理学部に合格するというお話です。
とても現実的にはありえない話です。九九を満足に言えない人が物理学を目指すなんて、まるで映画のような話です。
でも、実在の人物の話です。
この本を読んでいると、今までの自分の悩みがちっぽけに思えます。
人間やる気になれば、何でもできるのではないかと感じます。
明確な目標(大学合格、結婚)ができたら、それに向けて自分がどう行動していくのかが大切だということがよくわかります。
是非、一度読んでみてください。